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リプレイ小説:ダスクサイドの用心棒(プレイヤーキャラクター紹介)

はじめに

当リプレイは、2021年11月21日にDiscordサーバー「イサエギン卓」にて開催されたバタフライスピンRPGのセッション内容を基に、当日の参加プレイヤーであるくもんさんがセリフ・描写等に西部劇的な脚色を加え、小説の形にしてくださったものです。くもんさん本人の許可もあり、この場で公開させていただく運びとなりました。 公開にあたってプレイヤーキャラクター紹介をイサエギンが追加していますが、以降のリプレイ小説はくもんさんの作品をほとんどそのままで掲載しています。

なお、リプレイ小説には『バタフライスピンRPG ルールブック』に収録されているサンプルシナリオのネタバレが含まれます。当該シナリオをまだプレイした経験がなく、今後プレイヤーとして参加する予定のある方、または新たに参加したいと考えている方はご注意ください。





プレイヤーキャラクター紹介

セッションの参加プレイヤーは5人。うち3人がバタフライスピンRPGの経験者、2人が初参加です。

アレックス

【24歳/男性/ブオーノ(善)】
経験者その1。「GM」なる謎の存在に話しかける奇行が目立つ。口もやや悪いが、タフで正義感が強い。

セッション中に1度しか使用不可能な《メタフィクション》によって、第四の壁を越えてゲームマスターに直接質問をする能力を持つ。さらにその使用回数を《スタビリティー》で補強し、質問を最大3回まで実行することができる。ゲームマスターの声が彼にしか聞こえていないため、得た情報を味方と共有することはほとんど不可能なのが欠点。彼が謎の独り言を呟いている時、それは物語の核心に迫るための情報を整理しているのだ。

ウィリアム・スー

【25歳/男性/ブオーノ(善)】
経験者その2。ガンスミスの家に生まれ、自身も銃の組み立てや改造を学ぶ。そして自らガンマンになることを目指し、家出同然で故郷を飛び出した。

自身の基礎能力こそ平凡だが、ガンスミスらしくSAリボルバーを《カスタムバレル》で大幅に強化している。加えて隙の大きいリロード時間を《クイックリロード》で、命中精度は《ハンドガンマスタリー》でそれぞれ補う。

ホルスター・ウォルドロン

【25歳/男性/ブルート(卑劣)】
初参加その1。富のために賞金稼ぎとなった元バーテンダーで、耳の良さと正確な距離感が長所。

ハンドガンとしてはやや高価なDAリボルバーVを《カスタムバレル》で強化している。これをさらに《ロングレンジ》と組み合わせ、長距離射撃を狙う。

アダム・ジャクソン

【51歳/男性/カティーボ(悪)】
初参加その2。南北戦争の南軍に参加していた経験を持つ、老練の賞金稼ぎ。純粋な利害と自らのルールのみに従って行動する、マカロニ・ウェスタンな雰囲気の男。シンプルな暴力が支配する世界を求めてインディゴ・ステートへやって来た。

愛用のリボルバーは、約20年ほど前に生産が終わった旧式のもの。一見攻撃的なキャラクター設定だが、切り札は意外にも味方の士気を高揚させる《モラールアップ》、つまり彼自身は味方の支援役を得意とする。

当リプレイ小説の作者、くもんさんのキャラクター。バタフライスピンRPGどころかTRPG自体が初めて。

ジョン・ドゥン

【22歳/男性/ブルート(卑劣)】
経験者その3。ヘルメットで顔を隠した得体の知れない男。銃弾を受けながら堂々と敵の方へ向かっていき、至近距離で発砲するというホラー映画じみた存在。

バタフライスピンRPGのルールを知らないと説明し難い性能のキャラクター。ボディアーマーを着用した上で自分からクリーンヒット(致命的なダメージ)を受けに行く、つまり敵の攻撃が自分に命中することを祈るという変態構成。【防御】は完全に捨てた、と言うか下手に成功してはいけないので遮蔽マスすらも彼にとっては邪魔。CPは低いが《エンドリミット》を《スタビリティー》で使い回して耐える。そして【幸運】が異常に高いので、ヘッドショットによる事故死はまず起きない。

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